野村総合研究所(NRI)の採用大学・就職難易度を徹底分析【2024年最新版】
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野村総合研究所(NRI)は、日本国内における内資系コンサルティングファームの中で最大手として確固たる地位を占めており、特に金融系システム分野においても圧倒的なシェアを誇っています。
同社への就職は多くの学生にとって目標とされる一方、非常に難易度の高いものとされています。
NRIは高水準の給与体系や充実した職場環境を提供しており、そのため多くの応募者を集め、選考には高度な専門知識やスキルが求められるのが特徴です。
とはいえ、適切な準備と入念な自己分析を行うことで、NRIからの採用も夢ではありません。
本記事では、2024年最新版のデータを基に、NRIの採用大学および就職難易度について詳細に分析し、就職活動を行う上で留意すべきポイントや適切な行動について考察します。
野村総合研究所(NRI)の会社概要
野村総合研究所(NRI)は、日本国内における内資系コンサルティング業界の中で最大手に位置し、特に金融系システム分野においても確固たる地位を築いています。
同社への就職は、多くの学生にとって目標とされる一方、非常に高い難易度を伴うものです。
NRIは高水準の給与体系や充実した職場環境を備えており、そのため多くの応募者が集まり、選考には高度な専門知識やスキルが求められることから、難関とされています。
しかし、十分な準備と入念な自己分析を行うことで、NRIへの道が完全に閉ざされているわけではありません。
本記事では、2024年最新版の情報をもとに、NRIの採用大学や就職難易度について詳細に分析し、就職を目指す方々がどのようなポイントに注目し、いかに行動すべきかについて検討します。
野村総合研究所(NRI)の基本情報
野村総合研究所(NRI)は、日本を代表する総合シンクタンクおよびコンサルティングファームであり、企業の経営戦略立案から情報システムの構築・運用に至るまで、幅広いサービスを展開しています。
同社は日本国内のビジネスシーンにおいて確固たる基盤を構築し、特に金融や流通といった分野で高い信頼を獲得しています。
NRIはシステムインテグレーションおよびコンサルティング事業においても大規模なプロジェクトを数多く手がけ、社会的な影響力の大きい企業として評価されています。
このような事業の多様性と高い社会的影響力から、NRIは就職先として多くの学生にとって魅力的な選択肢とされています。
項目 | 詳細 |
社名 | 株式会社野村総合研究所 |
英文社名 | Nomura Research Institute, Ltd. |
本社所在地 | 〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ |
代表電話番号 | 03-5533-2111 |
創業日 | 1965年4月1日 |
資本金 | 25,655,413,800円 |
代表者 | 代表取締役 社長 柳澤 花芽 |
従業員数 | 7,206人(NRIグループ 16,708人) 2024年3月31日現在 |
連結売上高 | 7,365億円(2024年3月期) |
事業概要 | コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービス |
内資系最大手コンサルティングファーム
野村総合研究所(NRI)は、日本における内資系最大手のコンサルティングファームとして業界を牽引しています。
その理由は、国内外の企業に対して幅広いコンサルティングサービスを提供し、特に経営戦略の立案からシステム構築に至るまで包括的な支援を行える点にあります。
NRIは経済産業省や金融庁などとも密接に連携し、官公庁や大手企業に対して高水準なソリューションを提供しています。
これらの実績により、NRIは国内外のビジネスシーンで重要な役割を担い、国内最大規模のコンサルティングファームとしての地位を確固たるものとしています。
金融系のシステム開発で圧倒的なシェア
野村総合研究所(NRI)は、金融系システム開発において圧倒的なシェアを有しています。
これは、日本の大手金融機関に対し、高度なシステムソリューションを長年にわたり提供してきた実績によるものです。
証券会社や銀行、アセットマネジメント会社向けのトレーディングシステムからバックシステムまで、金融業界のデジタル化を支える数多くのプロジェクトを手掛けています。
これらの実績を通じて、NRIは金融分野において揺るぎない地位を確立しており、今後も業界の基盤を支える存在であり続けることが予想されます。
野村総合研究所(NRI)の就職難易度は非常に高い
野村総合研究所(NRI)は、多くの学生や求職者から高い人気を集める一方、就職難易度も非常に高いことで知られています。
これは、同社が提供する充実した給与や福利厚生、さらに金融・コンサルティング業界での確固たる地位が要因と考えられます。
実際、NRIは「入社が難しい有名企業ランキング」で31位にランクインしており、多くの競争を経て選ばれた人材が集まっています。
このような背景から、NRIへの就職を目指すためには、相当の準備と戦略が求められるといえるでしょう。
給与面や環境面で学生から最上位級の人気を誇る
野村総合研究所(NRI)は、給与水準および職場環境において学生から最上位級の支持を集めています。
これは、高水準の報酬や充実した福利厚生が要因であり、特に金融系企業でのキャリアを志向する学生にとって非常に魅力的な条件といえます。NRIの最新の平均給与は1,242万円とされています。
NRIの年収水準は同業界内でも高く、社内教育プログラムや福利厚生が整備されているため、長期的なキャリア形成が可能です。
このような条件から、NRIは安定した環境で成長を望む学生にとって極めて価値の高い選択肢と評価されています。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
2023年3月期 | 1,242万円 | 40.6歳 |
2022年3月期 | 1,232万円 | 40.6歳 |
2021年3月期 | 1,225万円 | 40.5歳 |
2020年3月期 | 1,235万円 | 40.4歳 |
2019年3月期 | 1,222万円 | 40.3歳 |
2018年3月期 | 1,166万円 | 40.2歳 |
入社が難しい有名企業ランキングで31位
野村総合研究所(NRI)は、「入社が難しい有名企業ランキング」で31位に位置し、その入社難易度の高さが窺われます。
この難易度の要因として、NRIが提供する待遇の良さや職場の安定性、さらに事業の安定成長に基づく高い人気が挙げられます。
給与水準や福利厚生が非常に充実しているほか、成長機会やキャリアの多様性を提供できる点で、多くの学生や求職者から高い評価を得ています。
このような高い人気と難易度により、NRIへの入社を目指すためには、綿密な準備と対策が求められ、明確な志望動機と高度なスキルが必須といえるでしょう。
採用人数が約400名と多く大学OBが多い
野村総合研究所(NRI)は、年間の採用人数が約400名に上り、大学OBとの強固なネットワークが形成されています。
これは、NRIが成長を続ける中で、多様な人材を継続的に受け入れていることによるものです。
NRIの社員は国内の多様な大学から集まっており、大学OB・OGからのサポートや幅広い人脈が豊富である点も、学生からの高い人気を支える要因となっています。
このように、NRIは採用規模の大きさが特徴的で、求職者にとっても親和性の高い職場環境といえるでしょう。
2025年度の採用情報
野村総合研究所(NRI)は、2025年度に新卒・中途合わせて約400名の採用を計画しています。
この採用規模は、事業拡大と多様なプロジェクト需要に対応するためであり、特に成長意欲のある若手人材の確保に注力しています。
新卒採用では、総合職や技術職において多様なバックグラウンドを持つ人材を求め、従来以上に幅広い分野からの応募者を歓迎しています。
このように、NRIは2025年度も組織の持続的な成長に向けて積極的な採用方針を掲げています。
中途と新卒の割合
野村総合研究所(NRI)の採用においては、新卒採用が中心となっていますが、中途採用も一定の割合を占めています。
これは、NRIが新卒の若手人材に加え、即戦力として貢献できる中途人材のニーズも高いことが要因です。
コンサルティングやシステム開発において、特定の業界経験や専門知識を有する中途採用者は、プロジェクトの質を高める上で欠かせない存在とされています。
このような背景から、NRIは新卒・中途のバランスを考慮した採用方針を掲げ、組織の多様性と発展を支えています。
野村総合研究所(NRI)の採用大学ランキング・学歴フィルター
野村総合研究所(NRI)は、国内トップレベルの人気と難易度を誇る企業であり、採用大学の傾向や学歴フィルターの有無について多くの学生から関心が寄せられています。
実際、NRIは全国のさまざまな大学から優秀な学生を採用しており、一部の上位校出身者が多い傾向も見られます。
しかし、特定の大学に限定せず、多様なバックグラウンドを持つ人材を求めているため、学歴フィルターの存在は可能性が低いと考えられます。
NRIへの就職を目指すにあたり、大学ごとの採用傾向を理解しつつ、自身の強みや適性をアピールすることが重要となるでしょう。
採用大学ランキング
野村総合研究所(NRI)の採用大学ランキングでは、早稲田大学や慶應義塾大学といったトップ校が主な採用源となっています。
これは、NRIが高い論理力や専門知識を求める企業であるため、優秀な人材が集まりやすい大学から多くの応募が寄せられるためです。
採用実績としては、東京大学や京都大学、上智大学など難関校出身者が多いことが特徴です。
ただし、NRIは幅広い大学からの応募も歓迎し、多様な学歴の人材を採用する方針を掲げています。
したがって、特定の大学に所属するか否かに関わらず、自らの能力を十分に発揮できる資質があれば、NRIでのキャリア形成は十分に可能といえるでしょう。
早慶がボリュームゾーンだが幅広い大学から採用実績あり
野村総合研究所(NRI)は、早稲田大学や慶應義塾大学からの採用が多い傾向にありますが、幅広い大学からの採用実績も豊富です。
これは、NRIが幅広い人材を求め、学歴だけでなく個々の能力や適性を重視する方針をとっているためです。
東京大学や京都大学、上智大学に加え、地方の国公立大学や中堅私立大学からも多くの採用が行われています。
したがって、NRIに応募する際には、特定の大学に所属しているかどうかよりも、求められるスキルや姿勢を備えているかが重要なポイントです。
学歴フィルターの存在は可能性が低いが選考は厳しい
野村総合研究所(NRI)では、学歴フィルターの存在可能性は低いと考えられますが、選考は非常に厳格です。
これは、NRIが多様な大学から幅広い人材を採用する方針を掲げ、学歴に依らず個々の能力や適性を重視しているためです。
実際、東京大学や京都大学などの難関校からの採用が多く見られる一方で、地方国公立大学や中堅私立大学からも採用実績がある点がその表れといえます。
したがって、NRIを志望するにあたっては、学歴ではなく選考過程で評価されるスキルや意欲が重要な要素となります。
選考期間が非常に長い
野村総合研究所(NRI)の選考期間は、非常に長期にわたります。
これは、NRIが慎重な人材選定を重視し、段階的に候補者の適性や能力を見極めるためです。
書類審査後に複数回の面接、筆記試験、適性検査が実施されるため、選考全体で数カ月に及ぶ場合もあります。
また、選考過程においてフィードバックや追加の課題が提示されることもあるため、応募者には持続的な集中力と粘り強さが求められます。
このような長期にわたる選考に備えた準備が、NRI内定への大きな一歩となるでしょう。
インターンで問題解決力を見られる
野村総合研究所(NRI)のインターンシップでは、参加者に高度な問題解決力が求められます。
これは、NRIが実際の業務において複雑な課題に取り組む機会が多く、入社後に必要となるスキルを事前に確認するためです。
インターンシップにおいては、グループワークやケーススタディを通じて、与えられた課題に論理的にアプローチし、解決策を提案する力が重視されます。
このプロセスを通じて、NRIは即戦力となり得る人材を見極め、問題解決力の高い応募者を積極的に評価しています。
面接の質疑応答に求める質が高い
野村総合研究所(NRI)の面接では、質疑応答の水準が非常に高く求められます。
これは、NRIが応募者の論理的思考力や問題解決能力を重視しているためです。
単なる経験談に留まらず、その経験から得た学びや状況に応じた適切な対応を明確に説明できることが期待されます。
また、ケーススタディを用いた質問も行われ、瞬時に状況を把握し、論理的に解答を示す力が試されます。
このように、NRIの面接では高度な応答力が評価されるため、入念な準備と的確な自己分析が不可欠です。
野村総合研究所(NRI)の選考を突破するポイント
野村総合研究所(NRI)の選考を突破するには、的確な準備と特定のスキルが求められます。
NRIはコンサルティングおよびシステム開発におけるリーダー企業であるため、選考段階では応募者の論理的思考力や問題解決能力、コミュニケーション力が厳格に評価されます。
面接では、具体的な経験を論理的に説明し、ケーススタディへの柔軟な対応が期待されます。
また、過去の実績や自己PRにおいても高い質が求められるため、これらの要素をいかに明確にアピールできるかが重要です。
NRIでのキャリアを志す方は、以下のポイントを参考に入念に準備を進めてください。
論理的かつわかりやすく答えることが重要
野村総合研究所(NRI)の選考においては、論理的でわかりやすく回答することが極めて重要です。
これは、NRIが応募者の論理的思考力を重視し、明確なコミュニケーション能力を求めているためです。
面接において自己PRや過去の経験について問われた際には、結論を先に述べ、その根拠や具体的なエピソードを添えることで、説得力が増します。
このように構成された回答は相手に伝わりやすく、評価においても有利に働くと考えられます。明瞭かつ論理的な回答が、NRIの選考を突破するための重要な要素となります。
質問の回答になっていないことが意外と多い
野村総合研究所(NRI)の選考においては、質問の意図に沿わない回答が見受けられることが少なくありません。
これは、応募者が回答を考える際に、自身のアピールポイントを優先しすぎることが原因と考えられます。
たとえば、具体的な課題解決経験を問われているにもかかわらず、自己PRの内容に終始してしまうケースです。
このような場合、質問の意図を汲み取れていないと評価される可能性が高まります。
NRIの選考を通過するためには、質問の意図を的確に捉え、求められた内容に即した回答を心掛けることが重要です。
コンサルに求められるスキルとガクチカをちゃんと結び付ける
野村総合研究所(NRI)の選考においては、コンサルタントに求められるスキルと自身の学生時代の取り組み(ガクチカ)を的確に結びつけて説明することが重要です。
これは、NRIが業務で必要とされるスキルを応募者が具体的に理解しているかを評価するためです。
たとえば、問題解決力が問われる場合、単に困難を乗り越えた経験を述べるだけでなく、課題の分析方法や解決に至るまでのプロセスを詳細に示すことが求められます。
このように、コンサルティング業務に必要な能力を自身の経験に結びつけることで、NRIでの適性を効果的にアピールできるでしょう。
コミュニケーション力
野村総合研究所(NRI)の選考では、優れたコミュニケーション力が重視されています。
これは、コンサルタントとして複雑な課題をクライアントに分かりやすく伝え、共通理解を構築する力が求められるためです。
ガクチカを説明する際には、サークル活動やアルバイトでチームの目標達成に向けて意見をまとめた経験や、異なる立場の人々と調整を図った具体的な事例を示すと良いでしょう。
このように、NRIが求める高いコミュニケーション力を自身の経験に結びつけることで、選考における評価を高めることが期待されます。
問題解決力
野村総合研究所(NRI)の選考において、問題解決力を具体的にアピールすることは極めて重要です。
NRIでは、コンサルタントとして複雑な課題に対処するため、的確に問題を分析し、実行可能な解決策を導き出す力が求められます。
学生時代に直面した課題に対して、どのように問題の本質を見極め、計画的に解決に至ったかを具体的に説明すると良いでしょう。
このような経験を通じて、NRIで必要とされる問題解決力を有していることを示すことが、選考突破への大きな一助となるでしょう。
几帳面さ
野村総合研究所(NRI)の選考において、几帳面さは求められる重要なスキルの一つです。
これは、NRIの業務が複雑なプロジェクト管理や精度が要求されるデータ分析など、緻密さが不可欠な業務内容を含むためです。
学生時代の活動で、細やかなタスク管理を通じてチームの目標達成に貢献した経験や、徹底した確認作業により成果を上げたエピソードを説明すると効果的です。
このような几帳面さが発揮された具体例を交えて説明することで、NRIのプロジェクトにおいても活躍できる資質を効果的にアピールできます。
粘り強さ
野村総合研究所(NRI)の選考では、粘り強さが評価される大切なスキルの一つです。
NRIのコンサルティング業務は、複雑な問題や長期的なプロジェクトに取り組む場面が多く、根気よく成果を追求できる姿勢が不可欠です。
学生時代に取り組んだ課題やプロジェクトにおいて、何度も試行錯誤を重ね目標を達成したエピソードを具体的に説明することで、この資質を示すことができます。
このように粘り強く課題に向き合う姿勢をアピールすることで、NRIが求める適性を効果的に伝えられるでしょう。
まとめ
野村総合研究所(NRI)は、内資系最大手のコンサルティングファームとして、日本国内で高い評価と人気を有しています。
そのため、就職難易度は非常に高く、入念な準備と適切な自己分析が不可欠です。
NRIは採用大学の幅を広げ、特定の学歴に依存しない方針を掲げつつも、面接やインターンにおいては論理的思考力、問題解決力、コミュニケーション力といったコンサルタントに求められるスキルを重視しています。
NRIでのキャリアを志すためには、こうしたスキルと学生時代の取り組み(ガクチカ)を効果的に結びつけた自己アピールが鍵となります。
よくある質問
野村総合研究所(NRI)は、就職や転職を検討する多くの方にとって魅力的な企業である一方、応募や選考プロセスに関して疑問を抱く方も少なくありません。
特に、NRIと併願すべき企業や年収水準、転職の難易度、さらには転職後のキャリアパスについての関心が高い傾向にあります。
本項では、こうしたよくある質問を取り上げ、NRIへの就職・転職を検討する際に知っておくべき情報をまとめています。
NRIでのキャリア形成を志す方は、以下の質問と回答を参考に、入念に準備を進めていただければと存じます。
野村総合研究所と一緒に受けるべき企業
野村総合研究所(NRI)と併願する企業としては、他の総合系コンサルティングファームやシステムインテグレーター(SIer)が挙げられます。
野村総合研究所の年収は高い?
野村総合研究所(NRI)の年収は、業界内でも比較的高水準に位置します。NRIの平均年収は1200万円とされ、30代で年収1,000万円を超えるケースも少なくありません。
野村総合研究所への転職も難しい?
野村総合研究所(NRI)への転職は、新卒採用同様に難易度が高いとされています。

この記事の筆者
PROFFIT AGENT編集部
Co-nnect Inc.
この記事は、戦略コンサルや外資系コンサルティングファームの出身者が執筆を担当しています。PROFFIT事業で培ったコンサルティングファームとの繋がりによる最新情報、コンサルタント時代の採用担当経験をもとにコンサル転職に役立つ情報を発信しています。