KPMGコンサルティングの採用難易度を元BIG4の面接官が徹底解説【2024年最新版】
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KPMGコンサルティングは、グローバルに展開するプロフェッショナルファームとして、優秀な人材が集まる企業として広く知られています。
しかしながら、その採用難易度は極めて高く、多くの応募者が採用に至らないのが現実です。
KPMGへの転職を検討する方にとって、採用難易度や求められるスキルを正しく理解することが重要です。
本記事では、KPMGコンサルティングの転職難易度について、元BIG4面接官が詳しく解説し、転職成功に向けた準備や進め方について説明します。
厳しいプロセスではありますが、適切な準備と自己分析を通じて、KPMGコンサルティングでのキャリアを目指しましょう!
KPMGコンサルティングの基本情報
KPMGコンサルティングは、経営戦略、業務改革、およびIT分野など幅広い分野で企業を支援するコンサルティングファームです。
グローバルなネットワークと豊富な専門知識を活用し、幅広い業界のクライアントに対し、高品質なコンサルティングサービスを提供しています。
特に、他のBIG4と比較してセキュリティ分野およびガバナンス関連の支援に注力している点が特徴的です。
この章では、KPMGコンサルティングの基本情報を説明しますので、抑えていきましょう。
KPMGコンサルティングの会社概要
KPMGコンサルティングは、KPMGグループの一員として、世界各国で幅広いコンサルティングサービスを提供しています。
その背景には、グローバルネットワークを活用し、多様な業界や地域に対応可能な幅広い専門知識を持つことが挙げられます。
金融、ヘルスケア、製造業といった多岐にわたる分野で豊富なプロジェクト実績を有しています。
こうした実績により、KPMGコンサルティングは幅広いクライアント層から信頼される企業として確固たる地位を築いています。
項目 | 詳細 | ||
設立年月日 | 2014年7月 | ||
資本金 | 1億円 | ||
売上高 | 会社規定により非公開 | ||
代表者 | 代表取締役社長 兼 CEO 宮原 正弘 | ||
従業員数 | 1,795名(2023年7月1日現在) | ||
所在地 | 東京本社: 〒100-0004 千代田区大手町1丁目9番7号 大手町フィナンシャルシティ サウスタワー 大阪事務所: 〒541-0041 大阪市中央区北浜3丁目5番29号 日本生命淀屋橋ビル 名古屋事務所: 〒450-6426 名古屋市中村区名駅3丁目28番12号 大名古屋ビルヂング26階 | ||
事業内容 | 経営コンサルティングサービス IT: IT戦略の策定・実行支援、IT構築プロジェクトマネジメント支援、システム監査 オペレーション: 事業変革・業務改革、ビジネスプロセスの最適化支援、経営管理高度化、サプライチェーンマネジメント(SCM)改革 リスク: 全社リスクマネジメント構築支援、内部統制および内部監査の高度化・効率化、グループガバナンス構築 | ||
制度 | フレキシブルワーク、健康保険組合カフェテリアプラン、各種研修制度 ほか | ||
他のBIG4と比較したKPMGコンサルティングの特徴・魅力
KPMGコンサルティングは、他のBIG4と比較して国内市場における独自の強みを有しています。
その背景には、日本国内での意思決定権が他の外資系ファームに比べて強く、クライアントに対して柔軟かつ迅速に対応できる点が挙げられます。
監査法人あずさとの連携により、監査や税務関連案件の紹介を受けやすい点も一つの要因です。
さらに、KPMGでは客先常駐型プロジェクトが少ないため、社内での知見共有が促進され、効率的な業務遂行が実現しています。
これらの要素が、KPMGの安定した成長を支え、国内外のクライアントから高い評価を受ける要因となっています。
KPMGコンサルティングはセキュリティ領域に強い
KPMGコンサルティングは、セキュリティ領域において特に強みを発揮する企業です。
その背景には、サイバーセキュリティ対策が重要視される現代において、KPMGがグローバル規模で高度なセキュリティサービスを提供できる体制を整えていることがあります。
具体的には、サイバー攻撃のリスク評価、脅威インテリジェンスの提供、インシデント対応支援など、幅広いサービスを展開しています。
また、各国の規制対応やコンプライアンスに関する深い専門知識も有しており、この点も強みとなっています。
これらの要素により、KPMGはセキュリティ分野で多くのクライアントから高い信頼を得ており、特に大手企業や官公庁からのニーズが高いことが特徴です。
KPMGコンサルティングの年収情報
KPMGコンサルティングの年収は、同業他社と比較しても引けを取らない、非常に高水準なものです。
その理由として、KPMGがグローバルに展開し、難易度の高いプロジェクトを多く手掛けているため、優秀な人材に対して手厚い報酬を設定している点が挙げられます。
新卒の初任給は約600万円であり、経験を積むことでさらに上昇します。
中途採用の場合、前職での経験やスキルに応じて年収が決定され、マネージャークラスでは1,000万円以上に達することも少なくありません。
このように、KPMGは高い収入を求める優秀な人材にとって非常に魅力的なキャリアの選択肢となっています。
ポジション | 年収レンジ |
アソシエイト | 600万円~930万円 |
コンサルタント | 620万円~710万円 |
マネージャー | 1000万円以上 |
パートナー | 4000万円以上(利益分配によって増加することも) |
KPMGコンサルティングの採用難易度は極めて高い
KPMGコンサルティングの採用難易度は、他の外資系コンサルティングファームと同様に非常に高いと言われています。
その理由は、KPMGが提供するコンサルティングサービスの質の高さと、求められる専門性の深さにあります。
特に新卒採用では、学歴やポテンシャルが重視される一方で、中途採用では前職での実績や即戦力としてのスキルが厳しく評価されます。
これにより、KPMGへの転職は高い基準をクリアする必要があり、応募者にとって大きな挑戦となります。
しかし、そのハードルを超えれば、グローバルに活躍できるキャリアが待っているでしょう。
KPMGコンサルティングの新卒採用人数と採用倍率
KPMGコンサルティングの新卒採用は非常に競争が激しいです。
その理由として、KPMGがトップレベルの人材を求めていること、そして採用枠が限られていることが挙げられます。
具体的には、毎年数百人規模の応募者に対して、採用されるのは数十名程度であり、採用倍率は非常に高くなっています。
2023年度の採用倍率は約10倍とも言われ、難易度の高さがうかがえます。
これにより、KPMGコンサルティングに新卒で入社するためには、優れた学歴や適性、そして選考プロセスでの高評価が不可欠です。
新卒採用は学歴が求められる
KPMGコンサルティングの新卒採用では、学歴が重要な要素とされています。
これは、KPMGがトップレベルの人材を求め、複雑なプロジェクトに対応できる高度な知識と能力を必要とするためです。
具体的には、国内外の一流大学出身者が多く採用される傾向があり、特に東京大学、早稲田大学、慶應義塾大学の出身者が目立ちます。
さらに、海外の名門校出身者も多く、グローバルな視点を持つ人材が重視されています。
こうした背景から、KPMGコンサルティングの新卒採用においては、学歴が重要な評価基準の一つとなっており、応募者には高いハードルが課されています。
■過年度の採用大学一覧
分類 | 大学名 |
大学院 | 大阪大学、京都大学、慶應義塾大学、筑波大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、早稲田大学 |
大学 | 青山学院大学、大阪大学、大阪市立大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、国際教養大学、国際基督教大学、上智大学、東京大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京理科大学、東北大学、同志社大学、一橋大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学 |
中途採用は前職の経験やスキルが重視される
KPMGコンサルティングの中途採用では、前職での経験やスキルが最も重視されます。
これは、即戦力として高度な専門知識や実務経験が求められるためです。
具体的には、他のコンサルティングファームや大手企業でのプロジェクトマネジメント、戦略立案、業務改善の経験が高く評価されます。
また、特定の業界や分野における深い知識を有する候補者は特に歓迎される傾向にあります。
たとえば、ITコンサルタントとしての実績や金融業界での知見を持つ人材は、非常に高く評価されることが多いです。
このように、KPMGの中途採用は、厳しいスキル要件を満たす人材のみが選ばれる難関です。
KPMGコンサルティングと同難易度の企業
KPMGコンサルティングと同様に採用難易度が高い企業として、他のBIG4であるデロイト、PwC、EYが挙げられます。
これらの企業も高度なスキルや豊富な経験を持つ人材を求めており、選考プロセスは非常に厳格です。
デロイトではデジタル戦略やITコンサルティングの経験が重視され、PwCでは業界ごとの深い専門知識が評価されます。
また、EYはグローバルプロジェクトの経験や高度な問題解決力を求める傾向があります。
これらの企業もKPMGと同様に、厳しい選考を通過することで、グローバルに活躍できるチャンスを得られる企業と言えるでしょう。
KPMGへの転職方法(書類・面接フロー)
KPMGコンサルティングへの転職を成功させるためには、明確な準備と戦略的なアプローチが不可欠です。
採用プロセスは、他の外資系ファーム同様、書類選考や面接を通じて高度なスキルと経験が厳しく評価されます。
特に中途採用では、前職での実績や専門知識が重視されるため、応募者には徹底した自己分析と入念な準備が求められます。この記事では、KPMGコンサルティングの転職プロセスをステップごとに解説し、書類選考から面接までの具体的な対策を詳述します。
①Webテスト・ES
KPMGコンサルティングの転職プロセスにおいて、最初のステップとなるWebテストとエントリーシート(ES)は、採用の可否を左右する重要な要素です。
Webテストでは、数的処理や論理的思考力が厳しく評価され、応募者の分析力や問題解決能力が試されます。特に、難易度の高い問題が出題されるため、十分な準備が不可欠です。
また、ESでは「なぜKPMGを志望するのか」「どのように貢献できるのか」を明確に示すことが求められます。
KPMGにとって価値のある人材であることを証明するため、自己アピールは的確かつ具体的でなければなりません。
最初の段階でしっかりと準備し、的確な自己アピールを行うことが、次の選考ステージへの鍵となります。
②一次面接(マネージャークラス)
KPMGコンサルティングの一次面接(マネージャークラス)は、応募者の実務経験やスキルを深く掘り下げる重要な段階です。
なぜなら、この面接で応募者が実際にプロジェクトに貢献できるかどうかが評価されるためです。
具体的には、過去の業務経験に基づき、問題解決能力やプロジェクトマネジメントスキルが問われます。
特に、リーダーシップを発揮した場面や、困難なプロジェクトへの対応についての詳細な質問が行われることが多いです。
そのため、具体的な事例を用いた自己アピールが求められ、面接を通過するためには、KPMGで即戦力として活躍できることを証明する必要があります。
③二次面接(MDクラス)
KPMGコンサルティングの二次面接(MDクラス)は、最終選考にあたる重要なステージです。
ここでは、単なるスキルや経験だけでなく、KPMGのカルチャーに適応でき、長期的に会社に貢献できるかが問われます。
これは、MD(マネージングディレクター)クラスが最終判断を行い、企業のビジョンに合致した人材かどうかを重視するためです。
具体的には、KPMGの戦略や業界のトレンドについての理解を示し、どのようにKPMGに貢献できるかを明確に説明する必要があります。
また、リーダーシップやコミュニケーション能力も厳しく評価されます。最終的には、この段階で企業の一員としての適性を証明し、将来の貢献を約束できるかどうかが重要な鍵となります。
KPMGの採用面談を突破するためのテクニック
KPMGコンサルティングの採用面談を突破するためには、事前の十分な準備と戦略的な自己アピールが不可欠です。
KPMGは、応募者に高度な専門知識や問題解決能力を求めるだけでなく、企業文化やビジョンへの共感も重視しています。
面談では、なぜコンサルティング業界を志望するのか、そしてなぜKPMGを選んだのかを明確に伝えることが重要です。
また、自身の過去の経験や実績を具体的に説明し、KPMGにどのように貢献できるかを示す必要があります。
この章では、面談を成功させるための具体的なテクニックを紹介します。
「なぜコンサルか」「なぜKPMGか」を明確にする
KPMGコンサルティングの採用面談を突破するためには、「なぜコンサルか」「なぜKPMGか」を明確に答えることが不可欠です。
これらの質問は、応募者の動機やKPMGへの適合性を評価する上で、最も重視されるポイントだからです。
コンサルタントとして幅広い業界で課題解決に携わりたいという意欲や、KPMGのグローバルネットワークを活用して大規模なプロジェクトに貢献したいという具体的な理由が求められます。
最終的には、KPMGでなければならない明確な理由と、コンサル業界への情熱を的確に伝えることが、面談を通過する鍵となります。
過去の経験から「自分は何ができるのか」を伝えられるようにする
KPMGコンサルティングの採用面談で重要なポイントの一つは、過去の経験をもとに「自分は何ができるのか」を具体的に伝えることです。
これは、KPMGが即戦力となる人材を求めており、過去の実績がその証明となるからです。
前職でリーダーシップを発揮し、プロジェクトを成功に導いた経験や、特定の業界での深い知識を活かして問題解決に貢献した事例を説明することが効果的です。
これにより、KPMGが求めるスキルを備えていることをアピールできます。
最終的には、自身の経験を整理し、具体的な成果を面接で的確に伝えられるよう準備することが、採用への重要なステップとなります。
現在の需要状況をエージェントを活用して確認する(中途のみ)
KPMGコンサルティングへの中途採用を目指す際には、エージェントを活用して現在の需要状況を把握することが重要です。
なぜなら、KPMGが採用する人材は、その時々の市場ニーズやプロジェクトに依存しており、適切なタイミングで応募することが成功の鍵となるからです。
エージェントを通じて、特定の業界や分野での需要が高まっていることを知ることで、自分のスキルや経験をより効果的にアピールできます。
また、採用傾向や競争状況に関する最新情報を得ることで、より的確な準備が可能となります。
最終的には、エージェントを活用し、リアルタイムの需要に基づいた戦略的な転職活動を行うことが、成功のポイントとなります。
需要の強い領域にフィットした強みをアピールする(中途のみ)
KPMGコンサルティングの中途採用を成功させるためには、需要の強い領域に合った強みをアピールすることが重要です。
これは、KPMGが特定のプロジェクトや業界で即戦力となる人材を求めているためです。
現在ではデジタルトランスフォーメーションやサイバーセキュリティ、金融関連のコンサルティング分野に高いニーズがあります。
これらの分野での経験や専門知識を持つ応募者は、面接で自身の強みを具体的なプロジェクト経験を交えてアピールすることで、高く評価されます。
最終的には、需要の高い分野にマッチしたスキルセットを持ち、それを効果的に伝えることが、KPMGの中途採用で成功するための鍵となります。
KPMGの採用で求められるスキル
KPMGコンサルティングの採用プロセスでは、高度なスキルが求められます。
単なる業界知識や経験にとどまらず、応募者の能力がKPMGのプロジェクトにどれだけ貢献できるかが厳しく評価されます。
特に、コミュニケーション能力、論理的思考力、そしてプロジェクトマネジメントスキルは、KPMGが求める主要な要素です。
これらのスキルは、複雑な課題をクライアントと協力して解決し、最適な成果を導くために不可欠です。
この章では、KPMGの採用で求められる具体的なスキルと、それをどのようにアピールすべきかを詳しく解説します。
コミュニケーション力
KPMGコンサルティングの採用において、コミュニケーション能力は極めて重要なスキルです。
コンサルタントはクライアントと協力し、複雑な問題を正確に伝え、解決策を提案する能力が求められるためです。
クライアントとの定期的な打ち合わせや、異なる専門分野のチームメンバーとの連携が日常的に行われます。
このため、わかりやすく効果的なコミュニケーションができる人材は、プロジェクトを円滑に進めることができます。
つまり、KPMGは単に話す力だけでなく、相手の意図を正確に把握し、的確に応答できる総合的なコミュニケーション能力を重視しています。
論理的思考力
KPMGコンサルティングの採用では、論理的思考力が必須のスキルとされています。
コンサルタントとして複雑なビジネス課題を解決する際、問題の本質を見抜き、効果的な解決策を導き出すためには、論理的な思考が求められるからです。
クライアントの業務プロセスを分析し、最適な改善案を提示する際には、データに基づいた根拠と、矛盾のない結論を導く力が必要です。
これにより、クライアントからの信頼を得て、プロジェクトを成功に導くことができます。
つまり、KPMGは問題解決の過程で論理的に考え、構造的にアプローチできる人材を求めています。
プロジェクトマネジメントスキル
KPMGコンサルティングの採用で重視されるスキルの一つがプロジェクトマネジメントスキルです。
複雑で大規模なプロジェクトを期限内に成功させるためには、計画の立案から進捗管理、リスク対応に至るまで、総合的な管理能力が求められるからです。
クライアントのITシステム導入プロジェクトにおいて、プロジェクト全体のスケジュールを管理し、予算や人的リソースを調整し、問題が発生した際には迅速に対応する能力が必要です。
つまり、KPMGは、多くの利害関係者が関わるプロジェクトを成功に導くためのプロジェクトマネジメントスキルを持つ人材を強く求めています。
KPMGの特徴・強み
KPMGコンサルティングは、他のBIG4ファームと比べても独自の特徴と強みを持っています。
特に、日本国内での意思決定権が強く、クライアントに対して柔軟かつ迅速に対応できる点が際立っています。
また、監査法人あずさとの密接な連携により、豊富な紹介案件と安定したプロジェクト供給が期待できます。
さらに、KPMGは客先常駐型の案件が少ないため、社内での知見共有やチームワークが強化されやすい環境が整っています。
これらの特徴を踏まえ、KPMGの強みを詳しく解説します。
他の外資系と違い、国内の意志決定権が強い
KPMGコンサルティングの大きな特徴は、他の外資系コンサルティングファームと比べて国内の意思決定権が強いことです。
これは、KPMGコンサルティングの日本法人がKPMGインターナショナルの子会社ではなく、“メンバーファーム”であり、経営権が日本にあるため、他のファームと比較して海外本社の意思決定に影響を受けることが少ないからです。
グローバルなコンサルティングファームでは、本社の方針に従うことで判断が遅れる場合がありますが、KPMGでは国内チームが主体的に判断を下し、現地市場の状況に即した柔軟な対応を行います。
これにより、国内企業の特有のニーズに応じてスムーズにプロジェクトを進めることが可能です。
つまり、KPMGは日本市場に強く根ざし、迅速で効果的な意思決定ができる点が大きな強みとなっています。
客先常駐案件が少ない
KPMGコンサルティングの特徴として、他のコンサルティングファームと比べて客先常駐案件が少ない点が挙げられます。
これは、KPMGが社内でのチームワークと知識共有を重視し、社内リソースを最大限に活用したプロジェクト管理を推進する方針をとっているためです。
他社では長期の常駐案件が多く、クライアント先での業務が主流ですが、KPMGでは多くのプロジェクトが社内主導で進行するため、スタッフは社内業務に集中できる環境が整っています。
これにより、知識共有やチームの一体感が高まり、効率的なプロジェクト進行が可能です。
つまり、KPMGは客先常駐が少ないことで、社員が自社の強みを活かしつつ働ける点が強みとなっています。
あずさ監査法人からの紹介案件が豊富
KPMGコンサルティングの強みの一つは、あずさ監査法人からの紹介案件が豊富である点です。
これは、KPMGがグローバルに展開する監査法人と緊密に連携しており、特に日本国内では、あずさ監査法人との強固な協力関係があるためです。
あずさ監査法人がクライアントの監査業務を通じて発見した経営課題やリスクをKPMGコンサルティングに引き継ぎ、業務改善やリスク管理の支援を行う流れが確立されています。
これにより、KPMGは安定的に案件を獲得し、クライアントに対して包括的な支援を提供することが可能です。
あずさ監査法人からの紹介案件の多さは、KPMGコンサルティングの強力な競争優位の一つとなっています。
まとめ
KPMGコンサルティングへの転職は、その高い難易度と厳しい選考プロセスを考えると、十分な準備が必要です。
新卒・中途を問わず、学歴や経験、スキルが厳しく評価される中で、KPMGが求めるのは即戦力となる人材です。
また、同社は国内外で強い意思決定権を持ち、独自の強みを活かしたプロジェクトに取り組んでいます。
客先常駐が少ない環境や、あずさ監査法人との連携により安定した案件を獲得できる点も魅力です。
KPMGでのキャリアを築くためには、自身の強みを明確にし、需要の高い分野での貢献を示すことが鍵となるでしょう。
この記事の筆者
PROFFIT AGENT編集部
Co-nnect Inc.
この記事は、戦略コンサルや外資系コンサルティングファームの出身者が執筆を担当しています。PROFFIT事業で培ったコンサルティングファームとの繋がりによる最新情報、コンサルタント時代の採用担当経験をもとにコンサル転職に役立つ情報を発信しています。