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野村総合研究所(NRI)の本選考対策・選考フローを徹底解説!【2024年最新版】

2024.12.15
  • 企業研究

近年、野村総合研究所(NRI)は多くの学生から注目を集める就職先の一つです。

しかし、NRIの選考フローは複雑で長期間に及ぶため、しっかりとした準備が求められます。

選考過程でどのようなスキルや経験をアピールすべきか分からない、という志望者の方も多いのではないでしょうか。

適切な対策を講じることでNRIが求める人物像に近づくことができ、内定獲得の可能性も高まります。

本記事では、NRIの本選考フローや面接内容、さらに選考を突破するためのポイントを詳しく解説します。

野村総合研究所(NRI)は就活人気度が非常に高い

野村総合研究所(NRI)は、日本を代表するシンクタンク・コンサルティング企業として、就職活動において多くの学生から高い人気を集めています。

NRIの選考に進む学生は、成長の機会が多いことや幅広いキャリアパスを期待してエントリーしており、各大学の就職先ランキングでも上位にランクインしています。

一方で、NRIは選考基準が厳しく、入社が難しい企業としても知られており、内定を得るには高度な能力と綿密な準備が求められます。

野村総合研究所(NRI)の基本情報

野村総合研究所(NRI)は、日本有数のシンクタンク・コンサルティングファームとして、多くの学生から憧れられる企業とされています。

その理由の一つは、国内外の多様な企業や自治体に対して戦略立案や経営支援を提供し、豊富な実績を築いている点にあります。

NRIは金融業界を筆頭に、製造業、公共部門などに対して高度な分析と助言を提供しており、その影響力は国内のみならずアジア諸国にも広がっています。

このような実績から、NRIは「変革を先導する企業」として評価されており、就職活動中の学生からの支持も非常に高い企業です。

項目

詳細

社名

株式会社野村総合研究所

英文社名

Nomura Research Institute, Ltd.

本社所在地

〒100-0004 東京都千代田区大手町1-9-2 大手町フィナンシャルシティ グランキューブ

代表電話番号

03-5533-2111

創業日

1965年4月1日

資本金

25,655,413,800円

代表者

代表取締役 社長 柳澤 花芽

従業員数

7,206人(NRIグループ 16,708人) 2024年3月31日現在

連結売上高

7,365億円(2024年3月期)

事業概要

コンサルティング、金融ITソリューション、産業ITソリューション、IT基盤サービス

 

入社が難しい有名企業ランキングで31位

野村総合研究所(NRI)は「入社が難しい有名企業ランキング」で31位に位置づけられるほど、厳しい選考基準を持つ企業です。

その背景には、NRIが提供する高度なコンサルティングやITサービスが、幅広い業界から高く評価されている点があります。

NRIは国内トップクラスの金融機関や製造業など、多岐にわたる顧客に対し、専門性の高いソリューションを提供しており、即戦力としての活躍が期待される場面が多くあります。

このように、厳格な基準をクリアした優秀な人材が集まることがNRIの強みとなっており、そのことが入社難易度の高さにも反映されています。

 

<国内主要Sierとの比較>

順位

企業名

31位

野村総合研究所

60位

NTTデータ

95位

日立製作所

137位

オービック

128位

富士通

158位

NEC

189位

TIS

 

東大・早慶の就職先ランキングで上位

野村総合研究所(NRI)は、東京大学や早稲田大学、慶應義塾大学といった日本のトップ大学の就職先ランキングで常に上位に位置し、優秀な人材が集まる人気企業です。

NRIが提供する高度なコンサルティングやシステム開発の分野において、他社では得難いキャリア成長の機会が豊富にあるためです。

NRIのコンサルタントは国内外の大手企業や自治体を顧客とし、実践的かつ戦略的なプロジェクトに携わることで、ビジネスに対する深い洞察力を養うことができます。

このようなキャリアの魅力から、NRIはトップ層の学生にとっても有力な就職先として高く評価されています。

NRIの選考プロセスと面接内容

野村総合研究所(NRI)の選考プロセスは、その高い人気と厳格な基準を反映し、非常に多段階で構成されています。

選考は、書類選考やWebテストから始まり、複数回の面接やグループディスカッションを経て段階的に進行します。

特に、5日間のインターンも選考の一環となっており、NRIが求める人材に適した能力や価値観を示す重要な機会です。

NRIを目指す方にとって、各ステップで求められる内容を把握し、効果的に対策を講じることが重要です。

選考プロセスの基本情報

NRIの選考プロセスは、書類選考から最終面接まで多段階にわたります。

これは、NRIが求める人材像に合致する優秀な候補者を慎重に見極めるためです。

具体的には、エントリーシート(ES)やWebテスト(SPI)に始まり、集団面接やグループディスカッション、個別面接などが段階的に行われます。

特に、集団面接では他の候補者の意見を要約する能力が問われ、

個別面接では自己の価値観や実績が評価されます。

選考の各ステップで異なる能力が試されるため、入念な準備が合格への鍵となります。

5日間のインターンも選考プロセスの一環

NRIの選考プロセスでは、5日間のインターンが重要な役割を果たしています。

これは、NRIが実務を通して候補者の適性を評価するためです。

具体的には、参加者は実際のプロジェクトに近い課題に取り組み、問題解決力や協調性を求められる場面に直面します。

チームで課題の解決策を企画し、成果をプレゼンテーションするなど、高度な業務理解とスキルが求められます。

このインターン経験を通して、NRIが求める人材としての資質を示すことができれば、選考突破に向けた大きな一歩となるでしょう。

選考期間が長い中でも自身の価値観や能力を示していく必要がある

NRIの選考は長期間にわたり、多様なプロセスを経るため、候補者には一貫した自己表現が求められます。

これは、NRIが単なるスキルの有無ではなく、企業文化や価値観に共感できる人材を求めているためです。

面接やグループディスカッションでは、業務に対する理解や独自の視点、他者との協働意識を示すことが期待されます。

また、複数の面接官が異なる視点から候補者の適性を評価するため、一貫した価値観と論理的思考を示し続けることが重要です。

このように、選考全体を通じて自己の特長を明確に発揮することが合格への鍵となります。

NRIの面接内容

NRIの面接は、面接は複数回にわたり、エントリーシート(ES)やWebテスト、集団面接、ケース面接、グループディスカッション、個別面接といった段階を追って実施されます。

特にNRIの面接では、論理的思考や他者の意見を要約する力、問題に対する独自の視点が求められ、通常の面接形式に比べて実践的な評価が行われます。

本記事では、各面接の内容と対策のポイントについて詳しくご紹介し、皆様の準備に役立てていただける情報を提供します。

ES・Webテスト(SPI)

NRIの選考において、最初の関門となるのがエントリーシート(ES)とWebテスト(SPI)です。これらは、候補者の基礎的な能力と適性を確認するために実施されます。

特にESでは、自身の強みや志望動機を端的かつ明確に表現することが求められ、「なぜNRIを選ぶのか」という問いに対して具体的な業務理解や将来のキャリアビジョンと結びつけることが重要です。

また、Webテスト(SPI)は数的推理や言語能力などの基本的なスキルを確認するもので、十分な準備が必要です。

こうした基礎段階で確実に自分をアピールすることが、次のステップに進むための土台となります。

1次面接(集団面接):他の候補者のガクチカを要約・質問をする特殊な形式

NRIの1次面接は集団面接形式で実施され、他の候補者が学生時代に力を入れたこと(ガクチカ)を要約し、質問を行うという特殊な構成です。

この形式は、候補者の理解力、要約力、そして質問力を見極めるために設けられています。

他の候補者が発表した内容を的確に要約し、核心を突く質問を行うことが求められ、NRIが重視する論理的思考やコミュニケーション能力が試される場面となります。

そのため、事前に要約と質問の練習を重ねることが、この面接を通過するための重要な準備となります。

2次面接(筆記タイプのケース面接):自分が興味を持った企業・自治体の課題や施策を回答

NRIの2次面接では、筆記タイプのケース面接が行われ、候補者が興味を持つ企業や自治体の課題や施策について意見を述べる形式が採用されています。

この形式は、候補者がビジネスや公共政策に対して深い理解を持ち、その理解を論理的に表現できるかを評価するためです。

特定の企業の成長戦略における課題とその改善案を具体的に示し、実現可能な施策として提案することが求められます。

これにより、NRIは候補者の思考の深さと分析力を確認します。

そのため、事前に業界や企業、自治体の課題について幅広く調査し、論理的に構築する準備が合格への鍵となります。

グループディスカッション

NRIのグループディスカッションは、複数人で課題に取り組み、解決策を導き出す過程で候補者の協調性やリーダーシップ、論理的思考を評価するために実施されます。

この形式では、チームで課題に対して議論し、合意に至るまでのプロセスが重視されます。

各メンバーが意見を出し合い、それを要約してまとめる役割や、異なる視点を取り入れて議論を活性化させる役割が求められます。

これにより、NRIは候補者の対話力や問題解決における柔軟性を確認します。グループディスカッションでは、積極的で協力的な姿勢が合格への鍵となります。

インターン(5days)

NRIの5日間のインターンは、選考プロセスの一環として候補者の実務能力と適性を見極める重要な機会です。

このインターンは、実際の業務に近いプロジェクト課題に取り組む形式で行われ、NRIが求める論理的思考や分析力、チームでの協働力が評価されます。

具体的には、チームで企業戦略を立案し、その成果を最終日にプレゼンテーションするなど、高度な実践力が求められます。

NRIの業務を理解し、自らのスキルを実践的に示す絶好の機会であり、このインターンでの成果は選考突破において非常に重要です。

3次面接(部長級との個別面接)

NRIの3次面接は、部長級の面接官との個別面接であり、候補者の価値観やビジネスへの理解がより深く問われる重要なステップです。

ここでは、候補者がNRIの企業文化やビジョンにどれだけ共感し、自身のキャリアプランと結びつけているかが評価されます。

「なぜNRIを志望するのか」という問いに対して、自身の経験や目指す方向性を具体的に説明することが求められます。

また、業界や社会の課題に対する独自の視点を示すことで、面接官に強い印象を与えることが可能です。

NRIが重視する価値観と候補者の適性が合致しているかを見極める場であるため、事前の自己分析と業界研究が合格への鍵となります。

4次面接(役員級との個別面接)

NRIの4次面接は、役員級の面接官との個別面接であり、最終判断を下す重要な段階です。

この面接では、候補者がNRIの未来にどのように貢献できるか、そのビジョンと意欲を役員に直接伝えることが求められます。

「NRIで成し遂げたいこと」や「将来どのようなプロジェクトに携わりたいか」といった質問に対して、自身の目標や社会貢献の意識を交えて語ることが必要です。

役員は候補者が企業に長期的に貢献できるかを見極めるため、この場での自己表現が合否を左右する決定的な要素となります。

したがって、NRIへの理解と自身の将来像を具体的に結びつけ、強い意欲を示すことが重要です。

NRIの選考を突破するポイント

NRIの選考を突破するためには、求められる能力や資質を十分に理解し、各面接や試験に応じた適切な準備が欠かせません。

NRIの面接プロセスでは、論理的思考やコミュニケーション能力、さらにコンサルティング業務に必要とされる高度な問題解決力が随所で問われます。

集団面接での要約力やケース面接での分析力など、それぞれの場面で異なる能力を発揮することが求められます。

本章では、NRIの選考を通過するために意識すべきポイントを整理し、各プロセスに対する具体的な対策を解説します。

論理的かつわかりやすく答えることが重要

NRIの選考を突破するためには、求められる能力や資質を十分に理解し、各面接や試験に応じた的確な準備が不可欠です。

NRIの面接プロセスでは、論理的思考やコミュニケーション能力、さらにコンサルティング業務に必要とされる高度な問題解決力が随所で問われます。

集団面接での要約力やケース面接での分析力など、それぞれの場面で異なる能力を発揮することが求められます。

質問の回答になっていないことが意外と多い

NRIの面接でよく見られるミスとして、質問に対する回答が的外れになってしまうケースがあります。

これは、質問の意図を正確に理解せずに答えてしまうためです。「あなたの強みを教えてください」と聞かれた際に、単に過去の経験を羅列するだけでは、強みがどのように発揮されるかが伝わりません。

NRIの面接では、質問の背後にある意図を考え、具体的かつ的確に回答することが重要です。

質問の内容を十分に理解し、自分の経験やスキルがどのように関連するかを整理して答えることが、面接を成功させる鍵となります。

コンサルに求められるスキルとガクチカをちゃんと結び付ける

NRIの選考を突破するためには、コンサルティングに求められるスキルと自身の「学生時代に力を入れたこと」(ガクチカ)を効果的に結びつけてアピールすることが重要です。

これは、面接官が候補者の実績や経験がNRIの業務にどのように活かされるかを見極めるためです。

リーダー経験をガクチカとして述べる場合、単に役割を説明するだけでなく、チームの目標達成に向けた具体的な行動や成果を示し、コンサルタントに必要な問題解決力やコミュニケーション力が身についている点を強調すると効果的です。

NRIの業務と自身の経験を結びつけて伝えることで、採用担当者に強い印象を与えることができるでしょう。

コミュニケーション力

コンサルタントとして求められるスキルの一つに、優れたコミュニケーション力があります。

これは、クライアントやチームメンバーと円滑に情報を共有し、意図を正確に伝えることが求められるためです。

ガクチカで「チームプロジェクトのリーダー経験」を挙げる際には、チームメンバーとの密な情報交換や、意見の違いをまとめ上げたエピソードを具体的に示すと効果的です。

NRIの選考では、こうしたコミュニケーション力が実務においてどのように発揮できるかが重視されるため、自身の経験がどのように役立つかを明確に伝えることが重要です。

問題解決力

NRIの選考において、コンサルタントとして必須のスキルである問題解決力をアピールすることが重要です。

これは、クライアントの課題に対して論理的に分析し、実行可能な解決策を提示することがコンサルティング業務の核心であるためです。

ガクチカで「ゼミの研究プロジェクトにおいて課題解決を主導した経験」を紹介する際には、課題をどのように分析し、解決策をどのように導き出したか、具体的なプロセスと成果を伝えることが効果的です。

選考では、自らの経験がどのように問題解決力として発揮されたかを示すことで、NRIの求める人材像に近づくことができるでしょう。

几帳面さ

NRIの選考において、几帳面さは重要な評価ポイントです。

コンサルティング業務では、細かなデータの管理や緻密な資料作成が必要とされ、ミスのない正確な仕事が求められるためです。

ガクチカで「イベント運営の計画を担当し、スケジュールや予算管理を徹底した経験」を紹介する際には、どのようにタスクを管理し、正確に遂行したかを具体的に説明することで几帳面さをアピールできます。

NRIでは、このような几帳面な姿勢が高く評価されるため、経験を通じてその能力が身についている点を明確に伝えることが効果的です。

粘り強さ

NRIの選考において、粘り強さは評価される重要なスキルです。

コンサルティング業務では、複雑な課題に直面し、成果を出すまで何度も試行錯誤を重ねる必要があるためです。

ガクチカで「研究プロジェクトで困難に直面しながらも、解決策を見つけるために追加調査やデータ分析を繰り返し、最終的に成果を出した経験」を紹介することで、粘り強さを具体的にアピールすることができます。

NRIでは、このような粘り強さが高く評価されるため、諦めずに取り組み続けた姿勢を伝えることが、選考突破のための重要なポイントとなるでしょう。


まとめ

NRIの選考プロセスは、エントリーシートから始まり、複数の面接やグループディスカッション、インターンを含む長期にわたる厳格なステップで構成されています。

各プロセスでは、コンサルティングに不可欠な論理的思考、問題解決力、几帳面さ、粘り強さといった資質が重視され、候補者の総合的な能力が評価されます。

NRIを志望する方は、各面接や課題に対して綿密な対策を講じ、自身の経験をもとにスキルを具体的に示すことが選考突破の鍵となるでしょう。

本記事を参考に、準備を進めてNRIが求める人材像に近づくための確かな一歩を踏み出してください。

A

NRIの合格実績が高い大学として、東京大学や早稲田大学、慶應義塾大学などの上位校が多く見られます。

A

NRIの選考難易度に近い企業として、外資系コンサルティングファームや大手総合商社が挙げられます。これらの企業も高い分析力、論理的思考力、対人能力を持つ人材を求めており、NRIと同様に厳格な選考プロセスが実施されています。

A

SIer(システムインテグレーター)とコンサルティングファームの違いは、主に提供するサービスの範囲と目的にあります。SIerは、クライアントの業務効率を向上させるためにITシステムを構築し、運用を支援する役割を担います。一方、コンサルティングファームは、クライアントの経営課題を解決するための戦略立案や業務改善提案を行い、必ずしもITに限定されない幅広い支援を提供します。

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この記事の筆者

PROFFIT AGENT編集部

Co-nnect Inc.

この記事は、戦略コンサルや外資系コンサルティングファームの出身者が執筆を担当しています。PROFFIT事業で培ったコンサルティングファームとの繋がりによる最新情報、コンサルタント時代の採用担当経験をもとにコンサル転職に役立つ情報を発信しています。

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