【コンサルタイプ診断解説】 タイプ14:実践と対話を積み重ねる現場重視の伴走者
2023.12.13
- コンサルタイプ診断
- コンサルタイプ診断とは
- タイプ14:実践と対話を積み重ねる現場重視の伴走者
- 「現場重視の伴走者」タイプの特性
- 「コンサルタント」としての活躍タイプと注意点
- 対話を重ね、実行・アクションにつなげていくタイプ
- 「思考」タイプ(課題やタスクに取り組む際、どのように考え、解決しようとするか?)
- 相手の力になれることを見つけ、アクションを通じて成果を出すタイプ(堅実貢献×行動率先)
- 想定される活躍シーン
- シーン①:製造現場の業務変革支援
- シーン②:新ビジョンの浸透に向けた組織改革支援
- このタイプが苦手なこと
- コンサル転職成功に向けた原因分析力強化プログラムとは?
- このタイプが多いファームの特徴
コンサルタイプ診断とは
コンサルタントと一言で言っても、考え方や検討の進め方、コンサルとしての特性や活躍の仕方は、多岐にわたります。PROFFITに登録しているコンサルタントのアンケート分析から、コンサルタントの活躍タイプには16タイプの傾向があることが分かってきました。また若手コンサルタントのストレス調査結果から、このタイプの違いが大きいほど「ストレス」を感じることが分かっています。皆さんの「コンサルタイプ」を知ることで、自分にあったファームを選び、さらに入社後、活躍・評価されるための注意点やヒントとして活かしてみてください!
タイプ14:実践と対話を積み重ねる現場重視の伴走者
「現場重視の伴走者」タイプの特性
困っている人に相談をされると、現場に出向き、直接耳を傾け、実際の様子を見ることを大事にしているのではないでしょうか。一人で考えるのではなく「一緒に悩む」、考え方を伝えるのではなく「自分がやってみせる」そんな姿勢が信頼を築いていることでしょう。日頃の対話も大事にしているあなたは、その会話から得られる情報もうまく織り込んで作戦を練ることができる現場の頼れる右腕です。
「コンサルタント」としての活躍タイプと注意点
対話を重ね、実行・アクションにつなげていくタイプ
- クライアントに対して、理論・理想を語るだけでなく、寄り添ってコミュニケーションをとり、第一歩を踏み出すことを支援することが得意なタイプです。こうした丁寧な関わり方を通じてクライアントの信頼を獲得していけるでしょう。
- 一方、相手の意見や状況を尊重しすぎて、いつの間にか無難な答えに行きついてしまうことがあります。コンサルタントとしては、企業の考えを尊重しつつも、課題を解決するためにやるべきこと、変えるべきことはストレートに伝えることが必要になります。その内容をクライアントが受け入れたくないことであっても、言うべきことはしっかりと伝えるという強さも兼ね備えていくとより活躍機会が増えるかもしれません。
「思考」タイプ(課題やタスクに取り組む際、どのように考え、解決しようとするか?)
クライアントから相談された時やプロジェクトでタスクを任された時、確実に解決できることを着実に進めようとする人もいれば、失敗するリスクを覚悟しつつ、果敢に難題に挑む人もいます。まず策を練るタイプもいれば、まず行動して現場を見に行こうとするタイプもいます。どちらも課題を解決しようと頑張って取り組んでいるものの、果敢に挑むタイプから見ると、着実に貢献しようとするタイプは慎重すぎてやる気がないように映ってしまうことがありますし、逆に着実に貢献しようとするタイプから見ると、果敢に攻めすぎて失敗するリスクが気になってしまいます。
若手コンサルタントが感じるストレスの一つである「頑張っているのに評価されない」という問題は、そもそも課題やタスクに対する向き合い方や考え方がずれてしまっていることに起因することが多くあります。コンサルタントとして評価をされ、活躍していくためには、思考力を磨くことに加え、自身の思考タイプを理解しつつ、クライアントや上司の「思考タイプ」との違いを意識しながら動いていくことが非常に重要です。まずは自身の「思考タイプ」を理解することから始めてみましょう!
相手の力になれることを見つけ、アクションを通じて成果を出すタイプ(堅実貢献×行動率先)
- 自分の考えや気持ちよりも、相手が何を求めているかをしっかりと捉え、その期待に答えることを大事にするタイプです。相手の力になれそうなことを見つけ、すぐに行動し、小さな成果を積み重ねることによって信頼を獲得していくことができるでしょう。
- クライアントだけでなく、チームメンバーに対してもこうした接し方ができることによって、チーム全体の連携や意欲向上につながることを評価されることも多いです。一方、あなたのリソースにも限りがあります。やみくもに相手の期待に答えることが必ずしも良いとは限りません。成果を最大化するために、誰のどの期待にどこまで答えるべきかを冷静に考えながら、動いていけるようになるとさらに活躍の幅が拡がるかもしれません。
想定される活躍シーン
現場で起こっていることをつぶさに観察しつつ、彼らの想いも聞きながら、一緒に解決策を考えていくような現場変革型のプロジェクトで活躍することが多いです。
シーン①:製造現場の業務変革支援
日本市場の成熟に伴って、売上の低迷や収益性の悪化に悩む企業が増えています。そのため、製造現場の業務改善や製造拠点の最適化などに抜本的に着手する企業も増えつつあります。製造現場には長年努めている方も多く、製造のことは一番よくわかっており、外部からアドバイスされることなどないと思っている場合もあるため、簡単には支援が進みません。そのため、こうした経験豊富な方の話を聞きつつ、彼らの協力を得ながら、一緒に現場を変えていくチームに入れてもらうことが重要です。まさに現場重視の伴走者が得意とするテーマの一つになるでしょう。
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この記事の筆者
PROFFIT AGENT編集部
Co-nnect Inc.
この記事は、戦略コンサルや外資系コンサルティングファームの出身者が執筆を担当しています。PROFFIT事業で培ったコンサルティングファームとの繋がりによる最新情報、コンサルタント時代の採用担当経験をもとにコンサル転職に役立つ情報を発信しています。