【コンサルタイプ診断解説】 タイプ01:柔軟に相手を巻き込む仕切り上手なゲームメーカー
- コンサルタイプ診断
- コンサルタイプ診断とは
- タイプ01:柔軟に相手を巻き込む仕切り上手なゲームメーカー
- 「仕切り上手なゲームメーカー」タイプの特性
- 「コンサルタント」としての活躍タイプと注意点
- 思考・分析を基に企業の考えをリードしていくタイプ
- 「思考」タイプ(課題やタスクに取り組む際、どのように考え、解決しようとするか?)
- 任されたことを自分でコツコツ考え、成果を出すタイプ(堅実貢献×思考重視)
- 想定される活躍シーン
- シーン①:取引先との価格交渉支援
- シーン②:部門横断での業務改善支援
- 「仕切り上手なゲームメーカー」タイプが苦手なこと
- 説得力強化プログラムとは?
- このタイプが多いファームの特徴
コンサルタイプ診断とは
コンサルタントと一言で言っても、考え方や検討の進め方、コンサルとしての特性や活躍の仕方は、多岐にわたります。PROFFITに登録しているコンサルタントのアンケート分析から、コンサルタントの活躍タイプには16タイプの傾向があることが分かってきました。また若手コンサルタントのストレス調査結果から、このタイプの違いが大きいほど「ストレス」を感じることが分かっています。皆さんの「コンサルタイプ」を知ることで、自分にあったファームを選び、さらに入社後、活躍・評価されるための注意点やヒントとして活かしてみてください!
タイプ01:柔軟に相手を巻き込む仕切り上手なゲームメーカー
「仕切り上手なゲームメーカー」タイプの特性
問題解決策を考えることに加え、周りの人の個性を踏まえ、彼らの動き方まで練ることが好きなのではないでしょうか。自分で考えることと相手に任せることの切り分けのうまさ、相手に意欲高く動いてもらうためのコミュニケーション力が大きな強みです。状況が変わった時にも、柔軟にプランを練り直し、メンバーとの対話を通じて、成果実現に向けた”ゲーム”をコントロールできます。
「コンサルタント」としての活躍タイプと注意点
思考・分析を基に企業の考えをリードしていくタイプ
- 客観的な分析、調査結果に基づき、論理的にどうすべきかを考え、戦略・施策を描くことを得意としています。色々な情報やステークホルダーの考えを配慮しなければならないクライアントにとっては、ファクトをベースに冷静に考えを伝えてもらえることはとても大きな安心感につながります。
- 一方、合理的に正しく、頭ではわかっていても、相手が納得して動いてくれるとは限りません。"正しい"答えだけを繰り返し伝えてしまうと、クライアントは「自分たちの複雑な状況をわかってくれていない」と感じてしまうこともあります。
- クライアントの気持ちにも向き合いながら「感情」の観点からもうまく進まない原因を探っていくと突破口を見つけていけるかもしれません。
「思考」タイプ(課題やタスクに取り組む際、どのように考え、解決しようとするか?)
クライアントから相談された時やプロジェクトでタスクを任された時、確実に解決できることを着実に進めようとする人もいれば、失敗するリスクを覚悟しつつ、果敢に難題に挑む人もいます。まず策を練るタイプもいれば、まず行動して現場を見に行こうとするタイプもいます。どちらも課題を解決しようと頑張って取り組んでいるものの、果敢に挑むタイプから見ると、着実に貢献しようとするタイプは慎重すぎてやる気がないように映ってしまうことがありますし、逆に着実に貢献しようとするタイプから見ると、果敢に攻めすぎて失敗するリスクが気になってしまいます。
若手コンサルタントが感じるストレスの一つである「頑張っているのに評価されない」という問題は、そもそも課題やタスクに対する向き合い方や考え方がずれてしまっていることに起因することが多くあります。コンサルタントとして評価をされ、活躍していくためには、思考力を磨くことに加え、自身の思考タイプを理解しつつ、クライアントや上司の「思考タイプ」との違いを意識しながら動いていくことが非常に重要です。まずは自身の「思考タイプ」を理解することから始めてみましょう!
任されたことを自分でコツコツ考え、成果を出すタイプ(堅実貢献×思考重視)
- 自分の考えや気持ちよりも、相手が何を求めているかをしっかりと捉え、その期待に答えることを大事にするタイプです。任されたことに対して、どのようにして成果をだせばよいかについて計画を立てながら、コツコツ取り組むことができるため、安心感ある仕事ぶりが評価されます。
- 一方、マネジャーに近づくにつれ、相手の求められることに応えるだけでなく、あなた自身の考えや意見を伝え、相手を動かしていくことが求められます。メンバーに対して指示を出す必要もあります。相手の期待に応えるだけではこうした力をつけていくことは難しいため、ジュニアメンバーの時から「自分だったらどうするか」を考える癖をつけておくとよいかもしれません。
想定される活躍シーン
取引先との価格交渉や異なる考えを持つ部門と連携して取り組むような、相手をうまく巻き込むようなテーマでの検討で力を発揮することが多いです。
シーン①:取引先との価格交渉支援
異なる考えや狙いと持った相手とうまく話しを進める、いわゆる「交渉」が求められるプロジェクトで活躍することが多くあります。例えば、原材料費の調達コストの削減などのプロジェクトです。取引先との価格交渉をするためには、交渉材料の準備、相手の状況や狙いの理解、交渉の妥協ラインの設定など、様々な準備が必要になります。加えて、相手との関係を壊すことなく、こちらの要望を飲んでもらうための「仕切り方」がプロジェクトの成否を決めてきます。まさにゲームメーカーが得意とするテーマの一つと言えるでしょう。この記事の筆者
PROFFIT AGENT編集部
Co-nnect Inc.
この記事は、戦略コンサルや外資系コンサルティングファームの出身者が執筆を担当しています。PROFFIT事業で培ったコンサルティングファームとの繋がりによる最新情報、コンサルタント時代の採用担当経験をもとにコンサル転職に役立つ情報を発信しています。