【コンサルタイプ診断解説】 タイプ10:知恵を集めて打開する解決策のコーディネーター
2023.12.08
- コンサルタイプ診断
- コンサルタイプ診断とは
- タイプ10:知恵を集めて打開する解決策のコーディネーター
- 「解決策のコーディネーター」タイプの特性
- 「コンサルタント」としての活躍タイプと注意点
- 「思考」タイプ(課題やタスクに取り組む際、どのように考え、解決しようとするか?)
- 難題に臆することなく考え続け、答えを導き出そうとするタイプ(自己挑戦×思考重視)
- 想定される活躍シーン
- シーン①:他社の先進事例調査を踏まえた業務改善
- シーン②:社内の営業成績上位者のベンチマークを活かした営業力強化
- このタイプが苦手なこと
- 原因分析力強化プログラムとは?
- このタイプが多いファームの特徴
コンサルタイプ診断とは
コンサルタントと一言で言っても、考え方や検討の進め方、コンサルとしての特性や活躍の仕方は、多岐にわたります。PROFFITに登録しているコンサルタントのアンケート分析から、コンサルタントの活躍タイプには16タイプの傾向があることが分かってきました。また若手コンサルタントのストレス調査結果から、このタイプの違いが大きいほど「ストレス」を感じることが分かっています。皆さんの「コンサルタイプ」を知ることで、自分にあったファームを選び、さらに入社後、活躍・評価されるための注意点やヒントとして活かしてみてください!
タイプ10:知恵を集めて打開する解決策のコーディネーター
「解決策のコーディネーター」タイプの特性
冷静に考える一面を持ちつつ、最初からそれを出さず、相手の考えや周りの意見を尊重しながら仕事を進めることが多いのではないでしょうか。自分の考えを主張して結論を出すことよりも、取り組む当事者が本当に納得した答えを大事にする、柔軟な支援が得意。皆の力を寄せ集めることが得意なあなたは多様なメンバーが集まったチームほど、力を発揮できることでしょう。
「コンサルタント」としての活躍タイプと注意点
考えるヒントを提供し、意思決定を促していくタイプ
- 客観的な分析、調査結果に基づき、論理的にどうすべきかを考えつつも、自分の意見を強く主張するのではなく、クライアントが「決める」ことを重視しているタイプです。特にオーナーシップが強いクライアントの場合には、うまく連携が進み、感謝されることも多くなるでしょう。
- 意思決定を促すために、必要な情報を提供するだけでなく、質問や対話を駆使し、クライアントが自分事として捉える状態になるようにサポートすることが大切になります。相手の考えに賛同することも大事ですが、時には、反対の意見や厳しい指摘を交えることで、クライアントの考えが強まったり、覚悟が決まることもあるため、質問や接し方の幅を拡げていけると良いかもしれません。
「思考」タイプ(課題やタスクに取り組む際、どのように考え、解決しようとするか?)
クライアントから相談された時やプロジェクトでタスクを任された時、確実に解決できることを着実に進めようとする人もいれば、失敗するリスクを覚悟しつつ、果敢に難題に挑む人もいます。まず策を練るタイプもいれば、まず行動して現場を見に行こうとするタイプもいます。どちらも課題を解決しようと頑張って取り組んでいるものの、果敢に挑むタイプから見ると、着実に貢献しようとするタイプは慎重すぎてやる気がないように映ってしまうことがありますし、逆に着実に貢献しようとするタイプから見ると、果敢に攻めすぎて失敗するリスクが気になってしまいます。
若手コンサルタントが感じるストレスの一つである「頑張っているのに評価されない」という問題は、そもそも課題やタスクに対する向き合い方や考え方がずれてしまっていることに起因することが多くあります。コンサルタントとして評価をされ、活躍していくためには、思考力を磨くことに加え、自身の思考タイプを理解しつつ、クライアントや上司の「思考タイプ」との違いを意識しながら動いていくことが非常に重要です。まずは自身の「思考タイプ」を理解することから始めてみましょう!
難題に臆することなく考え続け、答えを導き出そうとするタイプ(自己挑戦×思考重視)
- 自らチャレンジングな目標を掲げ、新しいタスクに挑む姿勢が強く、検討が難しいプロジェクトで重宝されます。とにかく、徹底的に考えようという意志の強さが評価されやすいタイプです。
- 一方、考えることが得意な反面、答えが出るまで考え続けてしまうことがないように注意することも必要です。考えることが仕事と言われるコンサルではありますが、限られた時間の中で成果を出さなければならないという制約もあります。そのため、自分で考え切るべき部分、周りの力を借りるべき部分、行動して確かめてみる部分などを切り分けながら、時間内に最大の成果が出せるように検討の進め方を工夫していくことが重要になります。
想定される活躍シーン
他社の先進的な取組み、社内の成功・失敗事例などの情報を集め、それらをヒントに解決策をひねり出すような機会で力を発揮します。
シーン①:他社の先進事例調査を踏まえた業務改善
コンサルを活用する理由の一つとして、社内で獲得できない情報や他業界の最新の動きなどを把握したいというニーズがあります。例えば、業務改革を進める場合、①現状の業務の棚卸、②課題部分の特定、③改善策の検討を進めていきますが、特に③の改善策については、他業界や海外企業の取組み、またデジタルソリューションなど新しい技術を活かした取組みなど幅広い解決策を調べ、ヒントを見つけることが重要です。こんな取り組みがあったのか、これなら自社にも応用していけそう、そんな反応をもらえるリサーチがうまくいった時の喜びはひとしおです。
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成長の最短ルートを一緒に見つけましょう!
この記事の筆者
PROFFIT AGENT編集部
Co-nnect Inc.
この記事は、戦略コンサルや外資系コンサルティングファームの出身者が執筆を担当しています。PROFFIT事業で培ったコンサルティングファームとの繋がりによる最新情報、コンサルタント時代の採用担当経験をもとにコンサル転職に役立つ情報を発信しています。