【コンサルタイプ診断解説】 タイプ03:実践から知恵をひらめく不屈の謎解き職人
- コンサルタイプ診断
- コンサルタイプ診断とは
- タイプ03:実践から知恵をひらめく不屈の謎解き職人
- 「不屈の謎解き職人」タイプの特性
- 「コンサルタント」としての活躍タイプと注意点
- 思考・分析を基に企業の考えをリードしていくタイプ"
- 「思考」タイプ(課題やタスクに取り組む際、どのように考え、解決しようとするか?)
- 相手の力になれることを見つけ、アクションを通じて成果を出すタイプ(堅実貢献×行動率先)
- 想定される活躍シーン
- シーン①:事業低迷の根本課題の探索
- シーン②:特定分野の成功企業の特徴分析
- 「不屈の謎解き職人」タイプが苦手なこと
- コンサル転職成功のための曖昧表現改善プログラムとは?
- このタイプが多いファームの特徴
コンサルタイプ診断とは
コンサルタントと一言で言っても、考え方や検討の進め方、コンサルとしての特性や活躍の仕方は、多岐にわたります。PROFFITに登録しているコンサルタントのアンケート分析から、コンサルタントの活躍タイプには16タイプの傾向があることが分かってきました。また若手コンサルタントのストレス調査結果から、このタイプの違いが大きいほど「ストレス」を感じることが分かっています。皆さんの「コンサルタイプ」を知ることで、自分にあったファームを選び、さらに入社後、活躍・評価されるための注意点やヒントとして活かしてみてください!
タイプ03:実践から知恵をひらめく不屈の謎解き職人
「不屈の謎解き職人」タイプの特性
相手の悩みに対して、いわゆる世の中の正解、正しい情報を伝えることに飽き足らず、それぞれの問題・謎を解くために、根気強く悩みぬける強さが魅力です。実際に取り組んでみないと得られない情報やヒントを用いて導いた答えに対して、みなが驚くことも多いはず。謎解きの場数が増えれば増えるほど、発想が拡がり、謎解きがますます面白くなっていくでしょう。
「コンサルタント」としての活躍タイプと注意点
思考・分析を基に企業の考えをリードしていくタイプ"
- 客観的な分析、調査結果に基づき、論理的にどうすべきかを考え、戦略・施策を描くことを得意としています。色々な情報やステークホルダーの考えを配慮しなければならないクライアントにとっては、ファクトをベースに冷静に考えを伝えてもらえることはとても大きな安心感につながります。
- 一方、合理的に正しく、頭ではわかっていても、相手が納得して動いてくれるとは限りません。"正しい"答えだけを繰り返し伝えてしまうと、クライアントは「自分たちの複雑な状況をわかってくれていない」と感じてしまうこともあります。
- クライアントの気持ちにも向き合いながら「感情」の観点からもうまく進まない原因を探っていくと突破口を見つけていけるかもしれません。
「思考」タイプ(課題やタスクに取り組む際、どのように考え、解決しようとするか?)
クライアントから相談された時やプロジェクトでタスクを任された時、確実に解決できることを着実に進めようとする人もいれば、失敗するリスクを覚悟しつつ、果敢に難題に挑む人もいます。まず策を練るタイプもいれば、まず行動して現場を見に行こうとするタイプもいます。どちらも課題を解決しようと頑張って取り組んでいるものの、果敢に挑むタイプから見ると、着実に貢献しようとするタイプは慎重すぎてやる気がないように映ってしまうことがありますし、逆に着実に貢献しようとするタイプから見ると、果敢に攻めすぎて失敗するリスクが気になってしまいます。
若手コンサルタントが感じるストレスの一つである「頑張っているのに評価されない」という問題は、そもそも課題やタスクに対する向き合い方や考え方がずれてしまっていることに起因することが多くあります。コンサルタントとして評価をされ、活躍していくためには、思考力を磨くことに加え、自身の思考タイプを理解しつつ、クライアントや上司の「思考タイプ」との違いを意識しながら動いていくことが非常に重要です。まずは自身の「思考タイプ」を理解することから始めてみましょう!
相手の力になれることを見つけ、アクションを通じて成果を出すタイプ(堅実貢献×行動率先)
- 自分の考えや気持ちよりも、相手が何を求めているかをしっかりと捉え、その期待に答えることを大事にするタイプです。相手の力になれそうなことを見つけ、すぐに行動し、小さな成果を積み重ねることによって信頼を獲得していくことができるでしょう。クライアントだけでなく、チームメンバーに対してもこうした接し方ができることによって、チーム全体の連携や意欲向上につながることを評価されることも多いです。
- 一方、あなたのリソースにも限りがあります。やみくもに相手の期待に答えることが必ずしも良いとは限りません。成果を最大化するために、誰のどの期待にどこまで答えるべきかを冷静に考えながら、動いていけるようになるとさらに活躍の幅が拡がるかもしれません。
想定される活躍シーン
事業の売上低迷の原因や他事業の成功要因など、情報収集だけではたどり着けない「洞察」や「解釈」が特に求められるテーマについて、新しい視点から示唆を出すことを求められるテーマなどが適しています。
シーン①:事業低迷の根本課題の探索
市況は悪くなく、現場も頑張っているにもかかわらず、業績が伸び悩んでいる。そんな状況に悩む企業も多くあります。コンサルとしては、まずこの業績低迷の原因、謎を解き明かすことがミッションになってきます。売上低迷の要因は、フレームワークなどを用いて考えることもできますが、それだけでは謎が解けないことがほとんどです。そのため、現場へのヒアリング、顧客の観察、社内の資料の確認、会議への参加など、様々な手を尽くして業績悪化の真の要因を見つけていくのです。まさに散らばったヒントを集め、謎を解く、謎解き職人の得意とするテーマの一つです。
シーン②:特定分野の成功企業の特徴分析

この記事の筆者
PROFFIT AGENT編集部
Co-nnect Inc.
この記事は、戦略コンサルや外資系コンサルティングファームの出身者が執筆を担当しています。PROFFIT事業で培ったコンサルティングファームとの繋がりによる最新情報、コンサルタント時代の採用担当経験をもとにコンサル転職に役立つ情報を発信しています。