【コンサルタイプ診断解説】 タイプ15:難題も臆せず切り開くリーダー気質の開拓者
2023.12.15
- コンサルタイプ診断
- コンサルタイプ診断とは
- タイプ15:難題も臆せず切り拓くリーダー気質の開拓者
- 「リーダー気質の開拓者」タイプの特性
- 「コンサルタント」としての活躍タイプと注意点
- 具体的なアクションを提言しつつ、率先垂範していくタイプ
- 「思考」タイプ(課題やタスクに取り組む際、どのように考え、解決しようとするか?)
- 難題に臆せず、考え続け答えを導き出そうとするタイプ(自己挑戦×思考重視)
- 想定される活躍シーン
- シーン①:経営陣/事業責任者との対話のリードと考えの具現化
- シーン②:不安の多い新規事業部門の検討促進支援
- 「リーダー気質の開拓者」タイプが苦手なこと
- 原因分析力強化プログラムとは?
- このタイプが多いファームの特徴
コンサルタイプ診断とは
コンサルタントと一言で言っても、考え方や検討の進め方、コンサルとしての特性や活躍の仕方は、多岐にわたります。PROFFITに登録しているコンサルタントのアンケート分析から、コンサルタントの活躍タイプには16タイプの傾向があることが分かってきました。また若手コンサルタントのストレス調査結果から、このタイプの違いが大きいほど「ストレス」を感じることが分かっています。皆さんの「コンサルタイプ」を知ることで、自分にあったファームを選び、さらに入社後、活躍・評価されるための注意点やヒントとして活かしてみてください!
タイプ15:難題も臆せず切り拓くリーダー気質の開拓者
「リーダー気質の開拓者」タイプの特性
真の答えを求め難題に挑み続け、対話を重ねて実行につなげていく。誰も解いたことのないことや難しそうなテーマほどワクワクしてしまうチャレンジ精神を持っています。考えることが好きである同時に、メンバーやクライアントをうまく巻き込みながら取り組んでいけるバランス型のリーダータイプ。新しく、難しい挑戦の機会を引き寄せてしまうため、夢中に取り組む間に自然と力がついていることが多いのではないでしょうか。
「コンサルタント」としての活躍タイプと注意点
具体的なアクションを提言しつつ、率先垂範していくタイプ
- クライアントの悩みに対して、クライアントが取り組んでいける具体的な解決策を示すことを重視しており、クライアントの「行動」に寄り添った支援を大事にしているタイプです。
- 取組みが進まない時にも自ら手を動かしたり、行動につながるまで伴走することをいとわない点がクライアントからも評価されます。
- 一方、注意点としては、実行支援が先行しすぎることがないよう、なぜクライアントが動かないのか、おかれている状況などを冷静に分析する時間を持ち、実行が進まない原因を意識できるとさらに成果を出すチャンスが広がるかもしれません。
「思考」タイプ(課題やタスクに取り組む際、どのように考え、解決しようとするか?)
クライアントから相談された時やプロジェクトでタスクを任された時、確実に解決できることを着実に進めようとする人もいれば、失敗するリスクを覚悟しつつ、果敢に難題に挑む人もいます。まず策を練るタイプもいれば、まず行動して現場を見に行こうとするタイプもいます。どちらも課題を解決しようと頑張って取り組んでいるものの、果敢に挑むタイプから見ると、着実に貢献しようとするタイプは慎重すぎてやる気がないように映ってしまうことがありますし、逆に着実に貢献しようとするタイプから見ると、果敢に攻めすぎて失敗するリスクが気になってしまいます。
若手コンサルタントが感じるストレスの一つである「頑張っているのに評価されない」という問題は、そもそも課題やタスクに対する向き合い方や考え方がずれてしまっていることに起因することが多くあります。コンサルタントとして評価をされ、活躍していくためには、思考力を磨くことに加え、自身の思考タイプを理解しつつ、クライアントや上司の「思考タイプ」との違いを意識しながら動いていくことが非常に重要です。まずは自身の「思考タイプ」を理解することから始めてみましょう!
難題に臆せず、考え続け答えを導き出そうとするタイプ(自己挑戦×思考重視)
- 自らチャレンジングな目標を掲げ、新しいタスクに挑む姿勢が強く、検討が難しいプロジェクトで重宝されます。とにかく、徹底的に考えようという意志の強さが評価されやすいタイプです。
- 一方、考えることが得意な反面、答えが出るまで考え続けてしまうことで、クライアントやチームから進捗が見られないと感じられてしまうリスクがあるため、定期的に、考えているプロセスや進捗を報告することがお勧めです。
想定される活躍シーン
定石に沿って検討をしても答えが導き出せないテーマやプロジェクトで活躍する傾向が強く、将来的に下記のようなテーマで活躍していることが多いです。
シーン①:経営陣/事業責任者との対話のリードと考えの具現化
- 難題の代表とされるのは「経営戦略」に関するプロジェクトです。これから先の社会の変化を読み解き、会社が目指す方向を決めていく、まさに「正解なき」検討に頭を悩ませ続けることになります。
- 経営陣や事業責任者を相手に議論をする中、合理的な調査や分析だけでなく、その会社の成り立ち、事業部の現場の声などの理解にも努めることで、経営者の心を少しずつ開き、本当にやりたいことを引き出していく、そんなシーンがあるでしょう。
- 自分の考えを合理的に伝えるだけでなく、相手の気になっていることを引き出しながら、それをヒントに目指す姿を具体的に言語化していく、そんな役割を期待されることがあります。
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この記事の筆者
PROFFIT AGENT編集部
Co-nnect Inc.
この記事は、戦略コンサルや外資系コンサルティングファームの出身者が執筆を担当しています。PROFFIT事業で培ったコンサルティングファームとの繋がりによる最新情報、コンサルタント時代の採用担当経験をもとにコンサル転職に役立つ情報を発信しています。